まぼろしのノスタルジー、『まちぶせ』

スタッフの水野です。

今日は三木聖子の『まちぶせ』について書こうと思います。
この曲の作詞作曲はご存知、ユーミンこと荒井由実(現・松任谷由実)。
さすがとしか言いようがないほどの美しいメロディです。

この曲は後に石川ひとみにもカバーされており、
そして更にその後、荒井由実本人もシングルを出しています。
僕の母親がユーミン好きで昔車でよく流れていたからか、
ユーミンのバージョンで知っていました。

この曲は誰が何と言おうともう”切ない”の一言に尽きる名曲なのですが、
何が切ないってもう歌い出だしの一言目が「夕暮れ」だということです。
「夕暮れの街、のぞいた喫茶店」・・・
これほどノスタルジーを感じさせる一文が他にありますかって思ってしまいました。
僕の場合、小さい頃母親の車でかかっていた記憶がありますから、余計にノスタルジック。
 
ノスタルジーとは不思議な感覚です。
自分が体験したことのないことでも懐かしさを感じてしまい切なくなってしまう。
 
三木聖子、石川ひとみ、荒井由実・・・どのバージョンも本当に良いのですが、
強いて言うならば三木聖子のバージョンが好きです。
サビにおける彼女の声が本当に切なそうで最高なのです。
「好きだったのよあなた、胸の奥でずっと・・・!」が本当に泣きながら歌っているんじゃないかってくらい良いのです。
声が裏返すギリギリな歌い方が僕は非常に好きなのです。
最近ですと、男性ですがラルクアンシエルのHydeがこういう歌い方をするような気がします。
三木聖子の歌に対し、Hydeの名前を出すなんてナンセンスですし、聞き比べてみると共通点は見られないですが、どことなく思い出されるのです。
語尾なのだろうか語頭なのだろうか、力尽きて吐息が漏れるような歌い方に色気を感じます。
 
この曲は歌のメロディが良いのは勿論ですが、バックのオケも良いです。
サビに入ったところでベースとドラムのみになるのですが、
一瞬「ん!?」となるような独特な演奏です。
イントロ部分はストリングスやコーラスが重なっていて、Aメロではピアノ主体でキラキラした音です。その後のそのサビ。
バックがシンプルになることで「好きだったのよあなた、胸の奥でずっと・・・!」という歌が強調され、本当の告白のような緊張感があります。
またAメロの二回目から入る「ウ~」というコーラスがサビに近付くにつれ段々と力強くなっていくのがまた良いです。
石川ひとみのバージョンでは、コーラスよりストリングスが強調されており、
三木聖子とは別のアプローチで盛り上げ、ドラマチックな仕上がりになっています。
 
ユーミンのは全く違うアレンジで、スカのようなレゲエのような裏打ちのリズムで、罰の魅力があります。
歌謡曲という聞き方ですと三木聖子が好きですが、どれがカッコいいかと言われればユーミンのバージョンだと思います。

「切ない・・・」という感じではなく「かっこいいな~」という印象に変わります。
イントロがピアノだけで始まり、その時は表に聞こえるのですが、バックのオケが入った途端、裏拍になるのがとてつもなく渋くてカッコいいです。
レゲエ風のベースも渋くて最高です。Aメロ中に入るブレイク
ユーミンが昭和アイドル風に歌うミュージックビデオも面白いです。
 

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