チェッカーズはやっぱり不良! 『ギザギザハートの子守唄』

スタッフの水野です。

チェッカーズのギザギザハートの子守唄のことについて書こうと思います。

チェッカーズは福岡で結成され、デビュー前はドゥーワップを中心としたオールディーズのロックンロールやロカビリー系のバンドだったのですが、
上京してデビューしてからは、ボーカルの藤井フミヤの甘いマスクもあり、アイドルバンドとして売り出されることになりました。
彼らはデビュー前までは細身のスーツにリーゼントを決め込んだアメリカンスタイルでした。
しかし、「それでは受けない」という事務所の意向でおそろいのチェック柄の衣装を着させられ、彼らの誇りでもあったリーゼントも短く切られ、あの謎の髪型させられたそうです。
バンド名の『チェッカーズ』は、あのファッションから来ていると思っている人も多いみたいですがそれは間違いで、彼らが聞いていたオールディーズのバンドがチャーリーズやコースターズなど、Cで始まりSで終わる名前が多かったから、そのオマージュでチェッカーズにしたそうです。
 
そして、デビュー曲の『ギザギザハートの子守唄』が渡されたとき、メンバーは相当困惑したそうです。
コーラスの高杢禎彦は「俺たちはロックンロールバンドなのに、どうしてこんな演歌みたいな曲をやらなきゃいけないんだ」と反対もしたそうです。
 

 
たしかにその当時の彼らの気持ちからするとこれは歌謡曲であり、
バンドでやる意義もないし、あの低いコーラスの必要性も感じられません。
もし僕がデビュー前からのチェッカーズのファンならば、
「ああ・・・チェッカーズも歌謡曲バンドになっちゃったか」と落胆したかも知れません。
 
しかし、今聞くとすごくかっこいいのです。
ギターが(やはり日本で流行ったことのあるものですが)サーフロック風でかっこいいし、
Aメロ(イントロのメロディ)のタムを転がすようなドラムのリフもかっこいいです。
重ねたサックスも良いアクセントになっています。
その演奏といい、マイナー調のメロディといい、(誰も意識しないでしょうけど)
どことなくハノイロックスを彷彿とさせるような曲だと感じました。
 
 
本人たちはニセモノだと自身の音楽性に反発していたようですが、
時が立てばその音楽も一つのホンモノのオリジナルとなり、
そのイメージやスタイルに影響を受けた若いバンドが出てきました。
特にThe Bohemiansというバンドはそれを感じさせてくれました。

インタビューでもインタビュアーから、
「チェッカーズみたい」と言われた時に、彼らは「正解」と答えたそうです。
彼らは彼らで、90年代のリバティーンズやストロークスなどのロックンロールリバイバルバンド、ビートルズやローリング・ストーンズの60年代、果ては50年代までのオールディーズを愛好する若者なのですが、彼らの中ではおそらくアイドルのチェッカーズもそれらと同じような一つの憧れなのでしょう。
彼らはチェッカーズのイメージである、
「ロックンロール・アイドル」を合言葉に活動するバンドです。
 

無料査定・お問い合わせはこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ページトップへ