ピンク・レディー 『ペッパー警部』の意味とは・・・?

こんばんは、スタッフの水野です。
 
今日はピンク・レディーのペッパー警部について書こうと思います。
この曲はご存知ピンク・レディーの代表曲の一つであり、どんな世代の人でも一度は聞いたことのある大ヒット曲です。
僕も意図的に昭和歌謡を聞き始める前から知っていた曲です。
この曲が、と言うよりピンク・レディーの曲のほとんどにいえることですが、曲が始まった瞬間から全速力といった感じが最高です。
しかし、意外と一曲通して聴いてみるとBメロなんて特に聞き覚えのないところがあったりします。
ちゃんと改めて聞いてみるとものすごいカッコいい曲であることが分かり、また今まで気付かなかった良さに気付かされたりもしました。
自分の中で最近分かったことなのですが、僕は都倉俊一が作るこういうマイナー調だけどアップテンポ気味な曲が好きなんだと思いました。
 

 
さて、この曲を改めて聞いてまず思うのは意味が分からないということです。
この世界観が一体何なのか全く分からないのです。
「ペッパー警部、邪魔をしないで!」
もうド頭から意味が分からない。作詞は阿久悠なのですが、一体どうやって考えればこの歌詞が出てくるのかが分からないのです。阿久悠のそのセンスに脱帽です。
まずペッパー警部とは一体何か?
調べてみると、ドクターペッパーというアメリカのテキサスで生まれた炭酸飲料があり、そこから来たという説があります。
もう一つの説では、ペッパー警部はビートルズのアルバム『サージェント・ペッパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンド』から来ているという噂があります。
直訳すると「ペッパー軍曹の孤独なバンド」で、このペッパー軍曹がペッパー警部になったという噂があるそうです。ペッパー警部には何気に英語バージョンがあり、その英題がなんと『Sergent Pepper』なので、あながちデタラメでもないのかもしれません。
だからといって、それで何か分かったのかと言われれば、特に何も分かりません。
しかし、噂に過ぎないサージェント・ペッパーズのことを考えると、ちょっと自分の中で納得がいく部分がありました。といっても僕の単なる想像です。
 
ビートルズのサージェントペッパーズはサイケデリック色全開のコンセプトアルバムとも取れるアルバムです。
このアルバムの中ジャケのメンバー写真でのジョン・レノンの顔がもうドラッグでボロボロになっていることから分かるようにそういうアルバムなのです。
 
 
このペッパー警部の主人公はおそらく男女のカップルの女の子視点の曲だと思います。
二人が愛し合っているとペッパー警部がやってくるという話です。
この曲にはやたらと抽象的な表現が出てきます。したがっていろいろな解釈が出来ると思いますが、僕はもうそういう風にしか聞こえなくなりました。
 
「あなたの言葉が注射のように私の心にしみている。ああ効いている」
感覚が研ぎ澄まされ、あらゆる情報が心まで泳いできます。
「紫色した黄昏時がグラビアみたいに見えている。ああ感じている」
この時点でこの女の子はサイケデリックな世界にいるのです。
そこへ、警察がやってくるのです。
二番でも、「愛しているよと連発銃が私を殺してしまいそう」
「都会の空では奇跡のような星空広がる夏の夜」
「ああ・・・夢みたい」ともう完璧に瞳孔が開ききっています。

とは言っても、この頃の歌謡曲はこういう抽象的だったりロマンチックな表現をすることは多いと思います。
しかし「注射」「効いている」「夢みたい」・・・そして「ペッパー警部(Sgt.Pepper)」
いたるところにサイケデリックというかドラッグを連想させるワードがたくさん出てくるので、これは狙っているのではないかと思ってしまいます。
 

 
歌詞(世界観)のことを書きましたが、僕がこの『ペッパー警部』で良いと思ったのはむしろ曲の方です。
ピンク・レディーの歌唱力の高さにも驚きました。
ミーはいかにもアメリカ人女性体系だからか声量もありますね。
 
 
さて、この曲はピンク・レディーのデビュー曲です。
この曲のイントロがピンク・レディーというユニットの歴史の始まりです。
それに相応しいドラマチックで衝撃的なイントロだと思います。
そのメロディとリズムの流れの心地よさに何度も聞いてしまうほどです。
 
そして、いきなりサビが始まります。「ペッパー警部、邪魔をしないでね!」という聞きなれたメロディも、改めて聞くとものすごく美しいことに気が付きました。
「ペッパー警部、邪魔をしないで!」から「ペッパー警部、私たちこれからいいところ」に流れるメロディ運びがものすごく美しく、これだけで泣けます。
ベースラインがさり気ないのですが、ものすごく良いメロディなのです、そっから美しさという名のバトンを受け取ったかのようにストリングスがそれに被さり「ペッパー警部、私たちこれからいいところ」に入るのです。
 
Aメロはアップテンポなファンク。
ここまで早いテンポでカッティングするのも日本人らしい気がします。
 
そして、Bメロ。このBメロは一曲通して考えると少し独立した存在のように感じられます。
「二人を引き裂く声がしたのよ」のハーモニーが最高です。
ちょっと不思議なメロディにも聞こえ、非常に印象的です。
 
終わり方もスッキリしていて、その心地よい演奏をもうちょっと聞きたいと思わせるところで終わるのはさすがだなと思いました。
 
 
こうやって昭和歌謡の往年の名曲を改めて聞きなおすと色んな発見が出来、またそれに感動させられます。

無料査定・お問い合わせはこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ページトップへ