ポップセンス溢れる才能のかたまり、原田真二の『Time Travel』

こんばんは、スタッフの水野です。

今日は原田真二の『Time Travel』について書こうと思います。
原田真二はボーカルは勿論、作詞作曲やアレンジも自分でこなし、ピアノ、ギター、パーカッションなど様々な楽器を自分で演奏し、ミックスやプログラミングもやるというマルチプレイヤーで、当時日本では珍しかった男性ロック系シンガーソングライターです。
 
「日本のニオイがまったくないメロディー」と評され、洋楽的でありながらもポップなその音楽性は注目を集めました。
その彼の音楽により、ロックという音楽が、日本の歌謡界において居場所を作ったといわれているそうです。
デビュー当時は、新人らしからぬ堂々とした態度で、マスコミや業界の間では生意気で有名でした。
当時はまだ芸能界・歌謡界において”アーティスト志向”という括りがなく、本人の意思とは反対に、商業性やアイドル性が重視された売り出し方に、反発していきます。
原田真二は「アイドルではなくアーティスト」「音楽界にデビューしたつもりでいたのに、そこは芸能界だった」と語る、根っからのアーティスト気質の人です。
 

 
この『Time Travel』を聞いたときに僕は真っ先にクイーンを思い出しました。
クイーンやエルトン・ジョンやポール・マッカートニーなどのアーティストを彷彿とさせたのです。
メロディ、展開、歌詞、アレンジ・・・その全てにおいて、とにかく”才能”という二文字が頭を離れませんでした。
 
僕は音楽家でも評論家でもないので、こんな偉そうなこと言える立場ではないのですが、「この人は才能あるな~」と唸ってしまうのです。
才能のある人の多くは、その芸術性や想像力や表現力などと、実際に世間から求められるものの価値観の違いに苦しみ、結局日の目を見ない人がほとんどだと思います。
しかし、彼の場合はその才能を分かりやすく人に伝えることが出来る、いわば、”才能”を発揮する”才能”も持っているのです。
 
特に、AメロからBメロに入る時、普通ならすっと入るのに、あえてそのマイナー調のメロディを繰り返すところに才能を感じました。
一番で言うところの「君は無言の手招きさ、サフラン色のドアを開けたよ」の部分です。
そこからBメロに入るとバンドが入るのですが、ここでもう本当に屈託の無いとまで言えそうに単純な8ビートが入るのがたまらないのです。
派手なフィルだったりシンバルなど挟まない余計なものを排除したタイトなリズムが、ピアノが刻むメロディと相成って、非常に心地よいのです。
 

 
僕は特にクイーンのファンですので、真っ先にクイーンが思い起こされたのですが、中でも大好きな『Killer Queen』や『Good Old-Fashioned Lover Boy』という曲を髣髴とさせました。
原田真二の『Time Travel』はこの曲に通じるポップセンスと美しさを兼ね備えているのです。
僕は今まで彼のことをあまり知らなかったのですが、この一曲でその彼の才能が手に取るように分かりました。
その曲調や歌唱、どれをとっても名曲と呼ぶに相応しいように感じられます。
 

無料査定・お問い合わせはこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ページトップへ