引き止めることも出来ない切なさ 『なごり雪』

スタッフの水野です。
 
今日は『なごり雪』について書こうと思います。
この曲はかぐや姫の曲でしたが、後にイルカがカバーしてそれが大ヒットしました。
 
こういうザ・バラード!といった曲を僕は昔から好きで、僕はそういった曲たちを自分の中で、”アンセム系”といっています。
そもそも僕はアンセムという言葉の意味をあまり理解していないので、的を得ていない表現かもしれませんが、何というかライブ中にその曲のイントロがなった瞬間に「おおーっ!」と観客が沸いて、合唱しだすようなタイプの曲です。
それもアップテンポな曲ではなく、どちらかというとバラードのような客が手を挙げて揺れだして、感極まって涙を流してる人がちらほら・・・なんていうようなイメージの曲です。
 

 
QueenでいうWe Are The Champion、RadioheadでいうCreep、ちあきなおみでいう喝采、Mott The HoopleでいうAll The Young Dudes、THE YELLOW MONKEYでいうJAMやSo Young、JUDY AND MARYでいうクラシック、LibertinesでいうDon’t Look Back Into The Sun、Hanoi RocksでいうDon’t You Ever Leave Me・・・
などなど色々な意味合いのものがありますが、このなごり雪も僕の中ではアンセム系の曲です。
なんというか、バラードなので勢いがあるわけではないけど、すごく力強さが感じられて素晴らしいのです。
そして、その力強さが、切なさと同居していてどこか儚げな感じがするのが最高なのです。

中でもマイナーコードに切り替わるBメロが、
眉間にしわを寄せながら歌うようなイメージで、
とてもエモーショナルでパセティックでたまりません。
特に「ふざ~け~ すぎ~た~」からサビに向かうところが切ないです。
その後のサビが、視界が晴れるような、
トンネルを抜けたような、そういった眩しさがあるのですが、
「今、春が来て、君はきれいになった」という歌詞も相成って、
切なさとはまた別に、非常に清々しいサビになっています。
 

 
歌詞も小説のような泣けます。
「動き始めた汽車の窓に顔を付けて君は何か言おうとしている。
 君の唇が『さよなら』と動くことがこわくて下をむいた・・・」
こんな切ない歌詞がどこにありますか。
 
「去年よりずっときれいになった」という言葉に込められたのは、
皮肉なのか、それとも純粋な思いなのか。
どちらにしてもどこか寂しげで切ない表現だと思います。
 
この歌の主人公は引き止めることが出来ないのでしょう。
二人は愛し合っていたが、一緒に過ごしていくうちに彼女はどんどん大人になっていき、
何だか自分だけが子どものままで、取り残されてしまったような感じ。
自分でもそれは自覚しているから、彼女を引き止めることが出来ないのだと思います。
そういった意味では、この別れに対しては二人とも納得はしていて、
どちらかというと前向きな別れ方だと思います。でも寂しいものは寂しいのです
 
さっきアンセム系の曲として挙げた、RadioheadのCreepという曲は、
曲調もそうですが、歌詞もどことなく似たようなイメージです。
なごり雪が好きな方は、是非聞いてみてください。
 
そういった歌詞のイメージ的には、
(男性でもあるし)原曲のかぐや姫の方がグッとくるのですが、
歌の表現力という部分ではイルカの方がグッときます。
この曲はいろいろな人にカバーしているのですが、
どれもちゃんと名曲になっているから、よっぽど良い曲なのだな、と思います。
 

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