郷ひろみの『若さのカタルシス』はグラムロック?

スタッフの水野です。
 
今回は郷ひろみの『若さのカタルシス』という曲について書こうと思います。

この曲は郷ひろみ主演のテレビドラマ『ミセスとぼくとセニョールと!』の主題歌だったそうです。
またカタルシスという古代ギリシャ詩学や心理学の用語がタイトルに使われるのは、
日本歌謡史上初めてで、ベストテン出演時にはその意味のテロップが表示されたそうです。
 

 
僕は意識的に郷ひろみを聞くまでこの曲を聞いたことはありませんでした。
郷ひろみは自分の中で昭和歌謡を聞こうという気分のときにしか聴かなかったのですが、
この曲は昭和歌謡というジャンルではない気がするほどインパクトが強かったです。
 
まず曲が始まった瞬間、不思議な世界に連れていかれるような感じがします。
これは70年代初期にイギリスで生まれたロックのジャンル、グラムロックだと思いました。
 
グラムロックの音楽性は、「こういう曲調がグラムロック」というのはなく、
アーティストによって様々で特に決まっていません。
ただ全体的に、ポップでキラキラしていて、けばけばしくてどこか安っぽい、
そして、ドラマチックでロマンチックでパセティック、儚い光って感じの音楽です。
僕は、このテーマがどこか昭和歌謡に通じるところがある気がしていました。
グラムロックと昭和歌謡は、それぞれ違った意味合いでそのテーマを表しているのだと思うのです。
しかし、この『若さのカタルシス』はグラムロック的な意味合いでそのテーマを表しているのだと感じたのです。
 
 
僕の脳みそは今やグラムロック脳となってしまいました。
そんな脳での解釈だと、
David Bowieの『Time』という曲の雰囲気で、
Cockney Rebelの『Mr Soft』という曲をやると、
郷ひろみの『若さのカタルシス』になる感じがするのです。
 


 
TimeとMr Softの二つの曲を聞いた後に、もう一度『若さのカタルシス』を聞くと、
僕の言いたいことが何となく分かってくれる気がします。
 
 
また特に郷ひろみの声が、ヘリウム系の声というか爬虫類系の声というか、
そういうグラムロックのボーカルの声なので余計にそう聞こえてしまいます。
 
 
この曲の作曲は都倉俊一です。僕は彼の曲の多くが好きです。
山口百恵の初期の名曲たちも彼の作曲ですし、
ピンクレディのヒット曲のほとんどが彼によるものじゃないでしょうか。
彼が作るこういったマイナー調の曲は、
切なさと儚さとクサさと、そしてどこか胡散臭さがあって好きです。
現代のポップスではあまり見られない要素ですが、
そこがまたグラムロックも同じことが言えると(僕は勝手に)思います。
 

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