野口五郎のジメジメとした蒸し暑い最高な歌声

スタッフの水野です。
台風が近付いてきて、ジメジメとうだるような蒸し暑い日が続いております。
先週に引き続き、本当に歌の上手い歌手は誰か?と探しておりまして、昭和歌謡を探っていると本当に(歌で食っている人なんだから当たり前ですが)いろいろな歌手がいます。
そんな中で、(こんな気候というのもあってか)野口五郎の素晴らしさに気付かされました。
 
彼は、郷ひろみ、西城秀樹と共に新御三家と呼ばれた所謂アイドル歌手なのですが、今まで僕の中で彼だけはちょっと聞きにくい印象でした。
郷ひろみはいかにもアイドル的で曲もキャッチーでポップですし、
西城秀樹はワイルドで情熱的でちょっとロックっぽい印象があって取っ付きやすいのですが、
野口五郎はなかなかつかみどころがなく、ヒット曲の『美しすぎて』を聞いてもどうもピンと来なくて、何ともイヤらしい歌い方をする人だなぁっていう印象しかありませんでした。
 
キュートな郷ひろみ、ワイルドな西城秀樹、この二人に比べると、野口五郎は顔も立ち姿も歌い方もどこかちょっと芋っぽく感じられます。
しかし、彼の良さはそこだと思います。
彼の昔の映像を見ていると歌番組のMCでこういうものがありました。
「五郎くんもいよいよ成人の仲間入りですな。ひろみも秀樹もイケるクチなんだけど、君はお酒まるでダメだもんね。かと言って女の子の方もねぇ・・・ ま、当分はギターが君の友達ってとこですな!」
と、聞き方によってはちょっと馬鹿にしているようなMCの後、彼が静かに歌いだす・・・
彼の良さはそこだと思うのです。
 
彼は本当に音楽が好きで、音楽をやるために生まれてきたような男なのでしょう。
何でも小学生の頃から成人並みのビブラートをこなしたそうです。
 
僕自身、最近ラテンミュージックを聴いているせいか、彼からはラテンミュージック的な哀愁が感じられます。
ラテンミュージックといっても、スペインの情熱的なものやブラジルの陽気なものでもなく、もっと哀愁のある汗が引いてきた夕暮れの町並みのようなイメージです。
国で言うとアルゼンチンでしょう。

もともと日本の演歌や歌謡曲には、民謡のほかにラテンミュージックの影響があるといわれています。その後、イギリスやアメリカからポップスやロックミュージックが入ってきてそちらがメインになりますが、そう言われると確かにそんな気がします。
 

 
僕は野口五郎のこの『沈黙』という曲が好きです。
歌の入りからもうイヤらしさ全開です。
歌の入りからというより、野口五郎が登場した瞬間からイヤらしさが滲み出ています。
蓋してるんですがもう漏れているんです。
彼は(サビで顕著な)高音も素晴らしいのですが、こういう(Aメロの)低音も素晴らしいです。
男らしさと女らしさを兼ねそろえているのです。
 
こんな風に歌えたらめちゃくちゃ気持ち良いだろうな、と思います。
これからもっと色んな彼の曲を聞いていきたいと思います。

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