豪華なメロディたちの夢の共演?ピンクレディーのサウスポー

スタッフの水野です。
秋の曲を探しているのですが、なかなか書きたいのが見つからず、ピンクレディーの『乾杯お嬢さん』を書きたかったのですが、紹介できるYouTubeの動画がなかったので、代わりに(秋は関係ないですが)ピンクレディーの曲で一番好きな『サウスポー』について書こうと思います。

この曲の作詞も御多分に洩れず阿久悠です。
しかし、そんな彼の歌詞が、ピンクレディーを伝説とせずエキセントリックなB級アイドルのように仕立て上げている気がして良いのです。
勿論ピンクレディーはエキセントリックなB級アイドルではなく、日本を代表するA級アイドルの一組ですが、どこか胡散臭いのは都倉&阿久のコンビが作り出した一つのアイドルの新しい形だと思います。

また阿久悠が曲ごとにキャラクターを作るのが、僕が好きです。

僕が聞いて育ったデヴィッド・ボウイはアルバムごとに、ジギースターダストとかアラジン・セインとかハロウィンジャックとかいろいろなキャラクター作っていました。
僕はそれを聞いて育ったためか、自身のバンドのアルバムでもそれぞれの曲の歌詞を作るとき、まず歌詞のテーマとなるキャラクターを作りました。
ピンクレディーも曲ごとにキャラクターがいて、そこも入り込みやすかった要素なのかもしれません。
 
最近CMでも使われていたりして彼女らの代表曲はUFOという認識が強いのは確かです。
しかし、僕はサウスポーこそがピンクレディの最高の名曲だと思います。

この曲には一体いくつのメロがあるのだ?
イントロを除いた歌メロの部分だけでも相当ある気がする。
数えてみたら6個ありました。
壮大な組曲や複雑な展開のプログレッシブロックなら分かりますが、普通のポップスとしては一曲に違うメロディの歌が6個もあるのは曲としてちょっと変です。
しかも全部マイナー調のメロディです。しかも、このメロディ一つ一つで一曲作れるんじゃないかというくらいに良いメロディなのです。
まるで、登場人物全員、主役級のキャストで固めたハリウッド映画のよう。
このサウスポーを聞いて僕は戸倉俊一は天才だと思いました。
 
これほどの名曲ですが、阿久悠は何故か野球の歌にしました。
(作詞前の作曲の時点で、野球の歌というテーマがあったのかもしれませんが)
「フラミンゴみたいひょいと一本足で」という歌詞もあり、当時王貞治のようなスター選手がいたり、そういう背景があったのは分かりますが、何というかこれほど色んなものを詰め込んだのにそれを野球の歌にしとくのは勿体ない気がするのです。
僕自身野球にあまり興味がないからそう感じるだけかもしれません。

僕は高校の頃に吹奏楽部に入っており、その時にこの曲を練習したのですが、吹奏楽部の活動の中ではちょい曲でした。
各自練習して、夏のコンクール曲を合わせる合間にちょっと合わせる程度でした。
こんなに名曲なのに!?
僕はどんなに壮大なコンクールの課題曲よりも、この陳腐だけど哀愁のあるメロディの方が好きだったのです。
 
この曲はメロディ以外にも演奏も良いです。
個人的にはホーンとストリングスをもう少し抑えれば、なお好きです。この曲のドラムとベースが好きなんです。
特に「きりきり舞よ、きりきり舞よ」のとこのドラムの「ドッツーツードドン、ドッツーツードドン」は最高にかっこいい。
ブンブンブンブンと歯切れよくシンプルに行進するようなベースもクール。
ここで僕は気付いたのですが、もしかしたら僕はピンクレディーの曲が好きだけど、僕が好きなのはピンクレディーの曲の歌以外の部分なのかもしれない…

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