蝶になる花になる山本リンダのキャラクター

いつもご覧頂きありがとうございます。
スタッフの水野です。

今回は山本リンダのことについて書きたいと思います。
僕が山本リンダを知ったのは『ちびまる子ちゃん』で主人公のまるちゃんが、
リンダのファンでよくマネをして、お母さんに怒られているというので覚えていました。

僕の中で、彼女の曲はやはり『どうにもとまらない』が印象的です。

当然この曲は大ヒット曲で、誰でも一度は耳にしたことがあるでしょう。
しかし、僕はこの曲の(テレビなどの生歌ではなく)音源化されたトラックを聞いたことがありませんでした。
数年前に何かのきっかけでYouTubeで見て、はじめて聴きました。
サンバのリズムにまず耳を奪われ、彼女の妖艶な舞いに目を奪われ、そしてその歌声に心が奪われます。
最高にかっこいい曲なのです。

まずこの曲は彼女のキャラクター性を決定付けた一曲だと思います。

デビュー曲の『こまっちゃうナ』から始まり、
しばらく彼女はGS風だったりフレンチポップのような曲調で、
弱冠カタコトの発音に、舌足らずの歌い方が相成って、
可愛らしいイメージで売り出されたのだと思います。ルックスも人形のような感じですし。
『こまっちゃうナ』はヒットしましたが、
その後なかなかヒットに恵まれなかったみたいです。
今聞くと、悪くない気はするのですが、イマイチパッとしない曲が多い気がします。

そんな中、彼女を再ブレイクさせた曲が『どうにもとまらない』です。
こういうカウンター的な発想は、何だかカッコよくて僕は好きです。
いきなり大人のイメージで来ました。歌のキーも低くなっています。
舌足らずだった発音も情熱的な歌唱により、あまり分からなくなっています。

サビの「ああ、蝶になる。ああ、花になる」という歌詞も良いです。
抽象的な表現ですが、直接的な表現にも聞こえ、なんだか芸術的です。

また彼女はパフォーマーとしても、かなり素晴らしいものがあります。
この動画のサビの前あたりから(0:33~)のパフォーマンスには驚かされました。
特に「恋した夜はあなたしだいなの」(0:45~あたりから)はカメラワークも相成って、
何かに取り憑かれたかと思ってしまうほどの演技が素晴らしいです。

最初に貼り付けたYouTubeの映像でも伝わってきますが、
実際のところ彼女はこういう悪魔的なイメージな女性ではないのでしょう。
本当は初期のような大人しく気さくで可愛らしい人なんだと思います。
また、こうまでして再起を試みた彼女を思うと相当苦労したのだと思います。
そのギャップの引き算からも、パフォーマーとしての演技力の素晴らしさが伝わってきます。
その抜群のスタイルや整った顔立ち、またその悪魔的なイメージから、
まるで江戸川乱歩の『黒蜥蜴』のような印象すら与えます。
 
最近の彼女からはこういった優れた歌手としての魅力は伝わってきませんが、
とにかく彼女のパフォーマンスが、こういう妖艶な一つのキャラクターを生み出したことは歌謡界の歴史の中でも一つの象徴になっていることでしょう。
 

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