先日、名古屋市熱田区から、母が子供の頃に買い集めて、実家にしまいっぱなしになっている雑誌があるけれど、捨ててしまっていいものかというお問い合わせを頂きました。
タイトルをお聞きしたところ、セブンティーン、明星、平凡・・・一番多いのはティーンルックです、とのこと。
思わず、そ、それはお宝ですよ、と即答。
すぐに出かける準備をして、お伺いさせて頂きました。
ティーンルックは主婦と生活社が出版で、サブタイトルは「お嬢様のための週刊誌」。
当時の女子中学生、女子高生が興味がある芸能ニュース、ファッション、おしゃれ、恋愛などなどを網羅した週刊誌でした。
星瞬堂としてその中で一番興味をひかれるのは芸能ニュースですね。
週刊明星、週刊平凡といった専門雑誌もありましたが、あちらはもう少し年齢的に高い主婦などがターゲット。
それだけにティーンルックとは扱っている内容が違います。
買取させて頂いた1970年代前後、毎号のように話題になっていたのは、グループサウンズの動向ですね。
タイガースなどの人気グループサウンズのメンバーが脱退したり、解散したり、そして新たなグループが組まれるという時代でしたので、毎号ニュースには事欠か
なかったようです。
1970年の号で目次に踊るタイトルは以下の通り。
キミだけに打ち明けるタイガース波乱の1年(その2)沢田研二・瞳みのる、苦悩と友愛の1年間
これだけでも当時の雰囲気がわかるというものです。
歴史としては知っていますが、今でも信じられないのが、タイガースのボーカル沢田研二とザ・テンプターズのボーカルだった萩原健一が一緒にバンド「pig」を結成していたことがあるということ。
どう見ても、相性がいいとは思えないふたりですもんね。
今回買取させて頂いたティーンルックはお世辞にも状態が良いとはいえないものでしたが、珍しいものだっただけに、思い切った査定額を提示させて頂き、喜んで頂きました。
ありがとうございました。
星瞬堂ではティーンルックをはじめ、昭和アイドルのコレクションを買取させて頂いております。